シリーズ24万部突破! 92歳になる著者が、これまで数多くの国や地域を巡って実感した 「生きること、死ぬこと」の本当の意味とは?
富める人、貧しい人、キリスト教徒、イスラム教徒…… それらの出会いで知らされた「勝ち負けのない人生」を説く。 これまでの価値観を問い直す、背筋が伸びる名エッセイ集。
(目次より) 第1章幸福の収支決算
★三秒の感謝 ★人間はここまで非人間的になる ★誰しも簡単に悪魔になりうる ★義務教育に死学を ★理不尽ゆえ、人間は謙虚になる ★受けるよりは与えるほうが幸いである ★ほんとうに満たされるのは与える時である ★自然の厳しさが人を変える
第2章 生きるための本物の力
★竹藪でみつけた“人骨” ★神はいつまでも覚えている ★海外で通用しない日本人の美徳 ★星の国の賄賂 ★ルールの裏に儲けの道あり ★これ見よがしの正義が放つ腐臭 ★神の友人になるためにお金を使う ★海外でホテルが満室のとき…… ★生き抜くための力 ★真の優しさには「力」の裏付けがある 第3章 ゆるやかな時間の中で
★黒人をみない医者 ★幸福なたわごと ★オーバーを着て暑さを避ける土地 ★「厳密さ」が評価されない場所 ★一日遅れの汽車でいい ★時間から解放されて 第4章 家族のあり様はそれぞれ
★生きることがまず先なのだ ★生活のために闘う小さな闘士 ★「子供の聖域」を持っていない子供たち ★文化で違う愛の表現 ★夫婦関係の多様さ ★自分の住所を知らない日本人妻 ★お金でやりとりするアラブの結婚 第5章 勝者もなく敗者もなく
★ふくよかさが育つ土壌 ★いい話といい加減な話 ★こんな抜け道もあった ★道を訊かれたら ★「しつこさ」という美徳 ★チャンギー刑務所の食事 ★片方の継ぎはぎだらけの靴をください ★祭壇で毒をあおいだ神父 第6章 宴の後に持つべきもの
★キラキラ輝く日本 ★絢爛たる繁栄の跡 ★日本に忍び寄る“衰退” ★国の凋落にいかに対処するか ★神を畏れる人の知恵 ★神以外に恐れる必要はない
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