バルバルバルーッと軽快に走るバルンくん。坂道をぐんぐん上り、うねうね道を走り抜け、向かった先はサーキット場。仲間と一緒にレースを楽しみます。自動車たちの様々な表情が楽しい乗り物絵本。
作者の小森さんは、少年の頃から自動車が大好きで、学校が終わると橋の上で暗くなるまで自動車を眺めていたそうです。『バルンくん』はそんな小森さんの、自動車への熱い思いがこめられた作品です。小さいエンジンと軽い車体が特徴のバルンくん(「オースチン・ヒーレー・スプライト」という英国のスポーツカーがモデルです)は、坂道をぐんぐん上り、うねうね道も颯爽と走り抜け、サーキットへ向かいます。「バルバルバルーッ」と走るバルンくんの姿に、見ている子どもたちは、バルンくんと一緒に風を切りながら軽快に走り抜けている気分を存分に味わってくれることでしょう。あたたかみのあるタッチで描かれた表情豊かな自動車たちは、自動車好きの子はもちろんのこと、多くの子どもの心をつかんで離しません。単行本化を熱望する声が多数よせられた大人気の乗り物絵本が、ついに「0.1.2.えほん」に登場です。
私にとって車は交通手段。でも子供にとっては違うのですね。豊かな創造力を持ってすればただ停まっている車も動かすことが出来るのだと思いました。動かすだけでなく車も自分の友達の様に感じることが出来るのだなと思いました。車の音もとても個性的で印象深かったです。娘は車の音にとても好奇な眼差しをして見つめ聞き入っていました。絵本なのに動画の様にするりと滑るように走る車は素敵でした。子供を虜にする車を納得できました。交通手段ではなくヒーロー的存在なのだなと思いました。前のランプが目の様に顔の様になっているのもかわいらしいと思いました。 (なびころさん 20代・ママ 女の子 5ケ月)
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>>> ユウchan「バルンくん」
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