「ドイツ語の前置詞」をより深く理解するための必読書
関口存男のほぼ全ての「著作」と(関口が三十年以上にわたって収集を続けた)「文例集」から、ドイツ語の前置詞についての記述を抽出し、読みやすく整理して、「辞典」という形にまとめました。「関口文法」特有の概念のうち、重要なものを解説し、その参照すべき箇所も指示してあります。 「表現するための文法」である関口文法が、前置詞の意味類型を鋭く分類し、適切に命名して、個々の意味類型の内容に深い洞察をもって切り込んでいく「迫力」を実感することができます。 本書は、ドイツ語の全ての前置詞と全ての意味類型を取り上げているわけではありませんが、「主要な」前置詞と「主要な」意味類型の詳細な説明により、ドイツ語を理解し、発信する人々にとって、重要な道しるべの一冊となっています。
「目次」の前に 本辞典の利用に当たって 準備的考察(佐藤清昭:関口存男の前置詞研究について) 前置詞辞典 I INTERMEZZO 関口存男の言葉 前置詞辞典 II(詳論) あとがき 謝辞 『意味形態を中心とするドイツ語前置詞の研究』,「序」から 『「関口文法へのいざない」(全3巻)の目指すところ 附録 『「関口文法」へのいざない』,第1巻『関口存男の言葉』目次
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