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貝がら島を訪れたサンゴロウは、不慮の死をとげた長老の権力争いにまきこまれ、うみねこ族とやまねこ族との悲しい歴史を知る。
図書館のリサイクル本としていただいてきたこの本。
黒ねこサンゴロウが大好きな息子が、この本のことを忘れていたようで「リサイクル本に並んでよかった」とにっこりしていました。
男の子ですから冒険物は大好きみたいです。もちろん女の子でも十分いけそうです。
読むとつくづくハードボイルドだなあと思います。
サンゴロウの一人で何でもするところ、甘えない姿勢がかっこいいです。
必ず危険もつきまとうのですが、サンゴロウなら何とか立ち向かっていけそうと期待して読んでしまいます。
一人で読むなら中学年からだと思うのですが、ページ数がさほどないので幼年童話から中学年読み物に進む時の良い橋渡しになってくれそうな本だと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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