第12回絵本出版賞 ハッピーソアー賞受賞作品 不器用なお父さんとぼく。そして、もういないお母さんの物語
朝、起きるとぼくは学校へ行くしたくをして、 お父さんのいるキッチンへ向かう。
以前は、お母さんが料理して、お父さんがコーヒーをいれていた。 いまは、お父さんが料理して、ぼくがコーヒーをいれている。
ある日、ベッドから抜け出して...
ふと、ふりかえると、 雲の上へ突き抜ける大きな木が立っていた。 見上げると、 あっ!お母さん、ふんわりわらっている。
大切な家族を亡くした方にそっと寄り添う絵本です。
コーヒー好きの人向けの絵本です。
描かれた赤い実と、口数少なく進行する生活描写にコーヒーのアロマを感じました。
母親の不在理由には神秘性がありますが、コーヒーの木とともに美化された幻影が浮かぶ所に、コーヒーとつながる因縁を感じました。
コーヒーはこだわりの飲み物だから、お父さんはインスタントコーヒーには変えないでしょうし、コーヒーメーカーは買わないでしょうね。コーヒーだけは自分で淹れたい私です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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