グリム童話の中でも名作として生き続ける「あかずきん」は、説明の必要もないほど世界中ひろく知れわたっています。その物語を杉浦さやかが、あまずっぱくて気持ちいい絵本に仕上げました。 2009年3月刊。
わたしは、ただただ「かわいい」あかずきんを描きたかった。 赤いずきんに、バスケットに、お花。 砂糖菓子みたいな、最強な女の子を。 (カバー・著者コメントより)
『あかずきん』など、有名どころのお話をきちんと読んであげたことあったかな?と思っていた時に
丁度目に飛び込んできたのがこの本です。
図書館から借りてきて3歳と8歳の娘たちと読みました。
ストーリーは言わずと知れたあのグリム童話の『あかずきん』ですが、
情景描写やおかあさんとの会話などが丁寧に描かれていて、
そしてなにより絵がカラフルで可愛らしくてとってもキュート!!
そして今まで読んだお話では、
おばあさんとあかずきんを食べてしまったオオカミは
猟師にお腹を切られて、石を詰められて井戸の中へドボン、でしたが、
すぎうらさやかさん版あかずきんは、
助けた人もオオカミをこらしめる方法もユニークでびっくりしました!
最後のお茶会の様子も可愛らしくて◎でした。
グリム童話の教訓なんてものはあまり感じられない、
普通にお話として楽しめる新感覚のあかずきんって感じでした。
どちらかといえば女の子ウケがいいかな?と思いますが、
オオカミの表情などは結構
可愛らしくも悪そうなので、
男の子でも楽しめると思います(^^)。 (ゆりわんちゃんさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子3歳)
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