この本は副題というか、シリーズ名が別にあって、
「中学生のためのショート・ストーリーシリーズ4」となってます。
中学生の娘のために図書館で見つけて借りてきたのですが、残念ながら、「これは読みたくない」と、言われてしまいました。
中身を見ずにそういうので、もしかしたら、この大きさとパッと見の表紙が、中学生好みではないのかもしれません。
うちの子に限らず、「朝読」に特に好まれるのは文庫的大きさの本です。やっぱり学校への持ち運びにかさばるサイズは嫌がります。
この本はショート・ストーリーばかり集めているので、厚みは薄いですが、微妙に丈がありました。
また、中学生に届けるのを意識するのでしたら、もう少し思春期の子を意識した表紙デザインでもいいかな?と、思いました。
こんなにいろいろ言うわりに、なぜ私が借りてきたかというと、柏葉幸子さんのファンだからです。
柏葉さんがどんな本をせんほんしているのか、柏葉さんご自身のショートショートはどんな話なのか、気になってしまって……。
中身は『梅津忠兵衛』『桃の花が咲く』『死神』『だれも知らない時間』『はれときどきたこ』『仁吉の思い人』と、様々なジャンルから選ばれていて、意外な作品も載っていました。
私は『死神』『だれも知らない時間』『仁吉の思い人』は読んだことありましたが、他は初めて読みました。
柏葉さんの本の好みがわかって、個人的には楽しかったです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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