平安の天才女流作家参上!平成を世直し!? 『枕草子』の作者が「いとをかし」な大活躍! 戦国時代から戻ってきた香里、拓哉、亮平の前に、十二単姿の女性が突如現れた!なんと、『枕草子』の筆者で知られる清少納言さん。鋭い観察眼とセンスで「才女」とうたわれた平安時代の女流作家がなぜ現代に!?ひとまず香里の家に連れていったものの、怖いもの知らずでいいたい放題、やりたい放題。ついには、香里の通う中学校に出動(?)。先生や生徒を巻きこんで大騒動に発展する!
シリーズで1番もしくは2番に入る面白さ。
タイムスリップしてきた紫式部を清少納言が連れ戻そうとするのですが、清少納言が史実どおりのちゃきちゃき現代っ子(当時の現代っ子)で、紫式部を「根暗」「内裏でいわし焼いてたダサいやつ」などなど言ったり(これは本当です)、源氏物語を「あれはもてない女の妄想をだらだら書いた物語さ」と言ったり、面白い。古文でいろんなことを物語る、のも素敵。古典を勉強したくなる作品。
しかも最後に「わたしみたいに、むかつくやつをぎゃふんと言わせたいなら勉強しな!」というようなことを言うのがまた良くて、子供がこれ読んだら勉強したくなると思います。
ところで私、藤原氏の子孫で先祖に紫式部がいるのですが、実は清少納言のほうがさっぱりしてて明るくて好きです。紫式部は謙遜しつつもじめじめじめじめ、鼻を高くしながら他人の悪口を言うのが好きだったようで、、、、。
この回はめちゃくちゃおすすめ。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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