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翻訳者 柴田元幸さんにインタビューしました!
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おぞましい小動物があちこちで蠢く、掛け値なしの悲劇。トレードマークの微細な線画で、圧倒的な背景を描き込み一人の少女の不幸を悪趣味すれすれまでに描いた傑作!
まず、子供に読み聞かせるとしたら、その反応をどのように取り扱ってよいのか、私にはわかりません。あくまでもオトナの私が読んだ感想です。
一つの不幸が、次の不幸を呼び、更に不幸が連鎖していく。まさかそんなに不幸ばかりが続くわけがないと、頭の中で物語を否認する。
でも、こういうことは起こり得る。
今の日本では?まずめったにこの物語のようにはならないだろう。どこかでなにかしら救いの手段がある。でもほんの少し前の日本だったら?あるいは現代においても、国によっては?
この物語が完全なフィクションだと、地球のどこにいても言えるようになることが今の私の願いです。 (スマートフォトさん 40代・その他の方 )
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