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絵の力
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投稿日:2017/03/26 |
有名なストーリーだけれど印象が違うのは水彩の柔らかいタッチによるところが大きいと思います。表紙は、マザーグースのHush-a-Bye babyという曲やルーベンスの「眠る二人の子供」という絵を彷彿させます。子どもを持つことで変化するのは価値観ではなく視野の広さだと聞いたことがあります。赤ちゃんの時期を過ぎ、子どもが成長していくのと同時に、親は子の成長に応じて育児の内容も家事も働き方も生活リズムすら変えて確実に老いへと向かっているのに、眠る子供の無垢な顔を見ると、不思議と、赤ちゃんを守りたいという本能的な気持ちが静かに湧きあがることがあります。そういうとき、若さへの懐古であれば恥ずかしいし、ヘリコプターペアレントの前兆なのであれば危ないと思っていましたが、この絵本をよみ、無理に否定しなくてもよい気持ちなのだろうと思えるようになりました。おそらく、今まで知らなかった気持ちを知るということなのだろうと思います。これが、視野が広がるということなのかはわかりませんが・・・。
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お内裏様とお雛様の表情の可愛らしさ
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投稿日:2017/03/10 |
平仮名で読みやすく、話の展開がわかる絵なので、長い文が多いわりには、子どもが頑張って読み聞かせについてきてくれる絵本です。ひな祭りが過ぎて数日後、子どもが「ひな祭りに参加する!」と言い出したので、親としては『ひな祭りを2歳なりに正しく理解してもらわねば』と焦り、慌ててひな祭りの絵本を探しました。文が長いので難しいかとも思いましたが、上記のとおり、最後まで読み聞かせにつきあってくれました。次のひな祭りまでは1年あるので、それまでに何度か読み聞かせをしようかと思います。
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お月様を見つけて
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投稿日:2017/03/10 |
「ばぁ〜っ!」という言葉、「みいつけた!」だけではなく「こんばんは」といった挨拶に相当する意味も持つのかもしれません。お月様を見つけたときの表情が、お母さんとお父さんを見つけたときの表情と違うのは、嬉しさもあるのでしょうが、もしかしたら、「ばぁ」の意味が違うからかもしれないと思いました。0歳〜1歳のお子さんの読み聞かせに、自信を持っておすすめしたい一冊です。
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戻ってこないよ、一歳半
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投稿日:2017/03/10 |
母親目線の子育てあるある、子どもを寝かしつけた後に読み、一人で笑わせてもらいました。高価ないちごは食べるのに、安価ないちごは食べませんよね。言葉がでるようになると「このいちごはすっぱいからいらない。前の甘いいちごがいい。」と要求してくるようになります。子育て中の息抜きになる一冊です。
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いちごスイーツ、春の色
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投稿日:2017/03/03 |
ジャムをつくろうと買ってきたいちごを食べてしまった子どもに読み聞かせました。ムースの桜色に驚いてキョトンとした表情、いつも丸ごと食べるので、いちごをつぶしたら桜色になると知らなかったようです。まさか食育になるとは思いませんでした。この絵本をきっかけに、お菓子作りを一緒に楽しめるようになるといいな。
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しろくまさん、見つけた!
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投稿日:2017/02/27 |
しろくまが隠れているようにも見える絵、子どもはしろくまさん探しに夢中でした。「ごはん」など主な単語の文字が大きいので何度か見せれば言葉の学習にもなるかもしれません。可愛い顔ではないけれど、卵焼きに巻かれる姿に愛嬌があって、親子で楽しめる一冊です。
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どんな大人も
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投稿日:2017/02/27 |
『愛情をそそぐ』とは具体的にどういうことなのか、この絵本には、子育ての慌ただしさに流されつつも子どもの成長の一端を垣間見れたときの育児者の喜びとささやかな幸せがつまっています。このように見守られて育つ者はどれほど幸せでしょう。当たり前のように愛情を受け取るだけではなく、感謝して生きようとも思えた絵本です。
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哀愁の絵本
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投稿日:2017/02/26 |
地域の在り方が変わりゆくのを哀しみをもって見るしかない無力さを知りつつも、その無力さに酔いしれるのは違うのだと気づかされる一冊です。ちょっとしたこと、悲しみつつ弔問客用の料理のために人参を切るおばさんの割烹着姿などが描かれているところに作者の郷愁がこめられているような気がします。二度とは戻らない時代を絵本に閉じ込めた雰囲気、この絵本と同時代に生きた人のほうが読むのにふさわしいのだろうと思いました。
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ぼやけた印象の絵
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投稿日:2017/02/26 |
字が細く小さく、絵は科学的であろうとしたことが理解できるもののファンタジーよりの印象で、絵本は中身を確認すべきと反省した一冊です。無駄な線が多いように思います。作者が有名で力が入っていることは伝わってきます。ノートの装飾に力を入れすぎて授業を聞いていないような感じ、気合は十分伝わってきます。
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飛び出てくるような絵の力
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投稿日:2017/02/26 |
孫とおじいさんが向かい合う座席で弁当を食べる様子の表紙からは、子どもは「でんしゃ」という題名を見ても、電車内を描いた絵だとは思わなかったようで、ページを開いて「ガッタン ゴットン」、電車の特徴的な窓が描かれていることに気が付き、しゃしょうさんが「ございますで ございます」と登場し、鉄橋が現れ、トンネルをぬけて、と、徐々に電車に乗っている気分になったようです。子どもが描く人間の顔が体より大きいことからして、この絵本の絵は、子ども目線で見た世界に近いのかもしれません。物語を理解するのは先になりそうですが、絵だけでも子どもは楽しいようなので、小さい子どもにもすすめます。
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