なつかしいあの海の砂浜で、忘れていた自分の欠片を見つける短い旅。赤いボタンのついたクマと「ぼく」の物語。
見覚えのある絵にひかれて何となく手にとった絵本。
「僕への小さな旅」というタイトルを見た時
一瞬意味がわからなかったのですが
思い出をめぐる、記憶を辿る旅ということだったので
ステキなタイトルだなぁっと思いました。
昔、大切にしていたもの、
今はどこにいってしまったのだろう・・・
と、ふと部屋の中のものを引っ張り出して
探してみたくなりました。
子どもの頃の記憶が甦ってきて
ほんのちょっぴり切なくもなったりするけれど
完成度の高い絵本だと思いました。
余談ですが
絵の雰囲気からして、外国の作家さんかと思っていたら
日本の方だったのでビックリしました。 (蒼良さん 20代・せんせい )
|