原書の持つ、日本語の美しさを限りなく再現させながら、子どもたちにもわかりやすく現代語訳にした、 抄訳版・遠野物語です。さらに遠野の主人公たちの妖しい雰囲気を、美しい銅版画で表しています。 ※小学校国語の教科書にも採用されています。
美しい文章を、出来るだけ大切にしながら、子どもが読みやすいように作られた本のようです。
恥ずかしながら大人用の本にトライしたことがなかったのですが、この本で、語り継がれたいくつかのお話を知ることができました。
カクラサマのようにこどもと戯れるのが心底好きな神様、マヨイガと言う名の不思議な家、猟師のでった面白いキツネ、桑の木で出来た親切なオクナイサマ、馬と娘の悲しい伝説、、、読み終えると、田舎の家で語って聞かせられたようにお話が思い出されます。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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