仕事熱心な帳簿係のレムラインさんが、ある日交通事故にあいました。その後遺症でしょうか、つぎの日からレムラインさんにふしぎな能力がそなわりました。「壁とおりぬけの術」です。
岩波少年文庫の有名どころの本ばかりでなくて、あまり有名でないけれどもおもしろい本ないかなと岩波少年文庫で検索をかけていました。
それで出て来たのがこの『レムラインさんの超能力』。超能力っていうところが息子も興味を引きそうと思い読み聞かせしてみました。
交通事故に遭い壁抜けができるようになってしまったレムラインさん。壁抜けができることで、起こる悲喜こもごもみたいなお話かなと勝手に想像しながら読んでいたら、レムラインさんが赤ちゃんを育てる展開に驚きました。
あんまり詳しく書くとネタばれになりますが、レムラインさんの子どもたちへの関わり方がいいなあと思いました。
頁数的には150頁足らずで中学年ぐらいから読めそうお話でした。今は絶版になっているようで、図書館でも閉架だったのですが、面白いお話でした。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子11歳、)
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