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ベンジャミンは、大人になって、いとこのフロプシーと結婚し、たくさんの子どもに恵まれました。あるとき、ベンジャミンと子どもたちが、マグレガーさんのゴミ捨て場に行くと、れたすがたくさん捨ててありました。れたすをどっさり食べた子どもたちは、その場でぐっすり眠ってしまいますが、そこへやってきたのがマグレガーさん。子どもたちを袋の中へ入れてしまいます。その窮地を救ったのは、通りがかりの野ねずみでした。
ピーターラビットのお話シリーズの第3話。
このシリーズって、ピーターが主役を務めるのは第一話のみ。2話はいとこのベンジャミンだし、この3話はピーターの甥や姪たち。1話完結ですが、シリーズで読むとピーターの住む村の様子がわかってとてもおもしろいです。
この3話は、宿敵マグレガーさんに小うさぎたちが捕まってしまい、トマシナ・チュウチュウ(ねずみ)が助け出してくれるというもの。
1話から順に読んでくると、このマグレガーさんとうさぎたちの確執がよくわかります。うさぎたちにとって、マグレガーさんは憎き敵ですが、マグレガーさんの被害も相当なもの。現実には笑い事では済まないでしょうが、絵本ではとてもおもしろく読めました。 (モペットさん 20代・ママ 女の子5歳、男の子3歳)
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