だいじなおもちゃの半分をおとしてしまった男の子。 それをさがしに戻ります。なかなかみつからないけれど、いろんなものが落ちている。いろんな出来事が起きている。 この絵本の中には、主観的な見方と客観的ながあってそれが並行して進行しているからおもしろい。 そんな絵本がつくれる作家は五味さんだけ。 ページをめくるのが楽しくなる絵本です。
一度目はそのままストーリーを。二度目は他の人の探し物を。三度目はどの人がおとしものを拾ってくれたのかな、というようになんども読み返し、楽しめる絵本だと思います。
いろいろなおとしものや登場人物をこまかく観察するのも楽しいです。
子どもは捨てられたゴミをお掃除しているおじさんの怒った顔が印象的なようでした。 (おうさまさん 30代・ママ 男の子3歳、)
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