本の題名になっている「ふじさんと おひさま」をご紹介しましょう。
ふじさんは おおきい おおきいから しずかだ ふじさんを みると こころも しずかに なる
おひさまは あかるい あかるいから あたらしい おひさまが のぼると こころも あたらしく なる
佐野洋子さんが、本からはみでるような、でっかい絵を描いています。 気持ちも油ものっているから、絵が詩を呑みこんでるようにみえるでしょう。 でも、詩だって、絵に負けてはいません。
つきに いかないか ぼくと いっしょに つきに いかないか おだんご もって つきに いかないか はらが たつとき つきに いかないか ちきゅうを ながめに (「つき」より)
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