「かこさとし こころのほん」シリーズにこんな絵本があったんですね。
かこさとしさんのおうちの柴犬、ナミと奥様・お嬢さん二人。
それにかこさとしさん。
幸せな家族の記録です。
子犬のナミが家族に加わり、お嬢さんたちとともにスクスクと成長してゆく過程。
それらが、写真とかこさんのイラストで綴られます。
ナミは子犬を産み、そのまた子犬がまた母になり。
お嬢さんたちは華やかに美しい大人の女性になり・・。
なんて幸せそうな家族なんでしょうか。いいな〜〜。
ナミが子犬を産んだけれど、殆どの子犬が死んでしまった話、
そして最後にナミが寿命を全うして死んでしまうところ。
息子は「なんで死んじゃったの・・??」と悲しそうでした。
あとがきの「ナミ 死の二時間前」の写真と加古さんの記述も胸に来ました。
でもとっても幸せな犬生(人生)だったよね・・。
私自身もこどものころ、同じように「血統証つきの柴犬 ハナ」という犬を
飼っていたので・・昭和という時代を感じました。
(ナミの子供がハナという名前です)
犬と娘たちを見守る加古さんの視線を感じ、
きもちが温かくなる絵本でした。
それから余談ですが、昔から慣れ親しんだかこさとしさん。
お顔を初めて拝見し、こんな優しそうなおじさんなんだーと
嬉しかったです。
かこさとしさんの絵本に囲まれて育った30代の感想でした。笑 (10月さん 30代・ママ 男の子4歳)
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