はるくんのおじいちゃんは、クマの調査員だ。春、おじいちゃんが追いかけている野生のクマが、子どもをうんだ。はるくんは、うれしくてたまらない。ところが・・・。
クマの生態調査をしているおじいさんの孫・はるくん。
森の奥にクマが生きていることに、無邪気な喜びと楽しみと親しみを感じています。
そんなはるくんから話を聞いた学校のみんなや先生は、森の奥でクマが生きていくには・・・と素直に考え、行動に移します。
けれどそんなはるくんをおじいさんはどんな気持ちで見ていたのかな・・・と考えさせられるラストでした。
人間が森を開発し、整備し、破壊。
森に生きる動物達は住む場所と食べ物を奪われて、人里に現れるしかない。
ただただ無邪気に、「森にクマがいる!」では済まない、人間と自然との関わり方をも考えさせる、深い内容のお話でした。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子7歳)
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