たまごにいちゃんがたまごのままでいるのは、最初は自分のためでした。 いつまでもお母さんに暖めてもらえるし、甘えていられるから。 牛の鼻の穴に入っても、たまごだったら怒られないから。 でも、たまごのまま弟と行動するうちに、とっさに弟を守る行動をしていました。 たまごにいちゃんは、知らず知らずにたまごでいる責任感を持つようになったのです。 それが証拠に最後には大きく立派になっていく弟をうれしく思うようになっていきます。 たまごにいちゃんも子どもと同じで、日々成長しているのです。
たまごの中が心地いいから殻のままでいるたまごにいちゃん。弟ができてその殻が割れようとしている時に「ちょっとまった!」と殻を割らないように勧めます。
たまごのままで暮らすうちに、突然のアクシデントで弟の殻は割れてしまいますが、自分の身を犠牲にして弟を助けたたまごにいちゃん。殻のおかげで事なきを得ました。弟の成長を嬉しそうに見守る姿はとても頼もしいお兄ちゃんでした。 (ouchijikanさん 40代・ママ 女の子8歳)
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