アーミテージ一家は,いつもてんてこまい.身長最大15センチのペロウ一家がとつぜん屋根裏にひっこしてきたり,兄のマークはのぼってはいけない木にのぼり,その魔力で深いねむりについてしまったり,妹のハリエットは家に古くから住んでいる幽霊とお茶会に出かけたり,びっくりするほどへんてこなことが次々起こります.
以前刊行されていた『とんでもない月曜日』でおなじみ、とんでもないアーミテージ一家のお話を、未邦訳の作品を加えてすべて収録しました。「アーミテージ一家のお話」シリーズとして全3冊の刊行を予定しています。続刊もどうぞお楽しみに!
★シリーズタイトル★ おとなりさんは魔女―アーミテージ一家のお話1 ゾウになった赤ちゃん―アーミテージ一家のお話3
一巻目から読むとなぜアーミテージ家にこれほどおかしなことが起きるかかがわかります。
表題作、オチがおもしろかったです。題名も不思議な題名ですよね。
不眠症の人もしくは休みたくて仕方がない人が読んだら、この木にぜひ登りたくなるかもしれません。
その他にも幽霊とのお茶会や奇想天外なことが起きて目が離せないお話でした。
ドリトル先生シリーズと並行して読んでいたのですが、こちらの方が最後が気になるお話が多かったようで、こちらの方を先に読み終わりました。
英国的な皮肉な感じも交じっておもしろかったです。
ただ、イギリスの歴史にからんだことがよく出て来て、もちろん注もついているのですが、歴史に詳しいともっと楽しめそうだなあと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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