ホームレス、病気、飢饉、エイズ、誘拐などの社会問題に目を向け、マザーグースの詩にのせて 展開する、ふしぎな魅力のファンタジー。 アメリカでベストブックに選ばれました。 大胆なフォーマットも話題の的です。
【ベビカム阿部さん】 世界には一足のあたたかい靴下もはけない子どもがいる。「子どもが劣悪な環境にあってどう生き延びるか?」これは作者、モーリス・センダックの普遍的なテーマ。ホームレスの子どもたち、難民、エイズ問題をマザーグースの唄に合わせて描かれた力作。端々に頓知のきいたフレーズや描写が隠されている。子ども向けのやさしい絵本ばかりを与えるのではなく、こういう絵本を大人が読んで、その思いを子どもに伝えていきたい。
私自身はとても気に入って5つ星ですが、あまり小さい子向きではないでしょう。マザーグースのうたから作られたストーリーはとても不思議な世界!ホームレスも絵本の中では素敵です。文章は少なく絵にボリュームがあり、いろいろ想像する楽しさがあります。うちの場合は5歳の次男が、月が猫にだんだんと変わって...「うそ」のせりふで大笑い。でも7歳はいたるところで、なんで?と聞いてきました。(そういう性格ですが...)こんな絵本もあるんだ!と私が感動してしまった1冊です。絵が多いだけにちょっと?高めの2400円です。 (ちかさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子5歳、男の子3歳)
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