入園間近のえっちゃんは、幼稚園へ持っていく持ち物に書いてもらった名前から、自分の本当の名前が「中山えつ子」と知るのです。
すごくかわいらしくて、子供の側に立って「名前」って、こんな感じって、伝えてくれる絵本でした。
この絵本の主人公えっちゃんは、幼稚園を入園を前に自分の本名が「なかやまえつこ」だということを、お母さんに聞かされます。
普段家族中からニックネームで呼ばれている子供にとって、幼稚園入園の頃は、自分につけられた名前というものを初めて実感する時ですよね?
(絵本にも出てくるけど、出席をとる時、ちゃんとフルネームで呼ばれるのが一般的ですから)
そして、お友だちののんちゃんやけんちゃんやみっちゃんたちにも、ちゃんと名前があることを知ります。
不思議と、あだ名で呼んでいる時はやんちゃで泣き虫なお友達が、フルネームで呼んで見ると、きりっと立派な幼稚園児に思えてくるえっちゃんなのでした。
うちの下の子ももうすぐ幼稚園(何度も書き込んじゃってすみません)。この絵本は気に入って何度もせがまれました。
そして、読み終わると、自分の名前を「えっちゃん」みたいに何度も口に出していました。
入園前のお子さんには特にお薦めです。 (てんぐざるさん 30代・ママ 8歳、3歳)
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