図書館で発見。
絶版本でした。
1970年初版で、日本では1978年初版のようです。
開いて驚き、カラーです。
ひんやりした春の朝。
ごきげんなライオンくんの友達が集まって来た。
その中のりすが言い出した。
「ねえ、ライオンくん、遺言状を書いたらどう?」
もう、ここで大笑い。
この後も続く遺言状書きを勧められた理由を読み、真顔に戻り「ん〜、そうかも」って納得してしまいました。
ライオンくんが奥さんと、あれやこれやと身の回りの恵まれた環境を友達に分けてやろうと考えていたら、割り込んできたからすの発言にまた笑いました。
フランソワくんの助言で知らされたライオンくんが持っている「秘密の宝物」。
ところがなんと、ライオンくんはそれに気づきません。
そうこうしているうちに、友達同士が言い争いを始め、・・・。
“ごきげんなライオンくん”シリーズの中でも、文が長めな作品ですが低学年からであれば、この作品の意図するところを読み取れると思います。
親御さんに読んでもらうのも良いかもしれません。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子12歳)
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