小学校4年生のたけしはお父さんの転勤でニューヨークへ。外国の生活になじんでいく様子を手紙形式で描いています。
河本さんがニューヨーク郊外のポートワシントンに住んでいたことがあるそうです。この本はその時の体験がもとになっているのでしょうね。周りの人々が暖かく河本家を迎え入れてくれたことが感じられます。きっと、幸せなアメリカ生活だったのでしょう。
また、引っ越した一家の暮らしぶりもよくわかります。特に、四季様変わりする自然や、家の中の家具調度、お店の中の様子など、もともと絵の人だからでしょうか?細かい所まで描かれています。
この人の作品に「りすのクラッカー」がありますが、ニューヨークでの暮らしがヒントになっているのでしょうか。この本にも随所にりすが登場します。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
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