あこは、おかあさんの日がさをさして入院中のおかあさんのところへ行きました。歩いていく道の美しい色彩が日がさに映える絵本。
淡い色彩、光の変化を表現した絵が心の底までしみ込んで行くような1册です。登場人物はあこと、おかあさん、おばあちゃんの3人。その3人の視線の先にあるものや、心の中までみえるような描き方。狩野富貴子さんの絵本をもっと見てみたくなりました。
お話ももちろんステキです。おかあさんの大切にしている日傘をさして、あこがおかあさんのお見舞いに行きます。道々いろんなものを見ながら。そして、病室に着いた時、その傘がおかあさんへのプレセントになっていたのです。みねかわなおみさんの作品も読んでみたくなりました。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
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