踊りの好きな鬼と村人たちのお話です。
鬼といえば怖いもので、子どもたちをさらっては食べてしまうと思っている村人。
せっかくの秋祭りの夜、踊りの輪に入りたい鬼が声をかけただけで、村人たちは逃げ出してしまいました。
本当は日の暮れには帰っていなければいけないはずのあいちゃんが一人取り残されて鬼と遭遇しました。
鬼の優しさとひょうきんさが楽しいお話です。
物怖じしないあいちゃんと楽しいひとときを過ごした後、あいちゃんを助けに来た村人に襲われそうになります。
あいちゃんのおかげで村人と仲良くなれて良かったね。
思い込みや偏見で人を見ちゃダメだって!
それにしても、せっかく仲良くなれたのにおにさんはどこかへ行ってしまいました。
最後が少し寂しい。
谷真介さんと赤坂三好さんの名コンビで描かれた昔話絵本。
未だに健在な絵本が多い中で、この絵本は入手が難しいようで残念です。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
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