寒い寒い北欧の小さな村でのお話。ノロマという若者が雪でつくったこうまは,ノロマの大のともだちになりますが……。
ノロマという男は、名前からしてダメ男ですが、仕事が遅いというだけで、怠け者ではなかったと思います。
だからこそゆきのこうまは現れたのでしょう。
ゆきのこうまは、姿こそカッコウ良くはなかったけれど男のために一生懸命働き、男をしあわせにしました。
ここで終わればハッピーエンドでしたが、長崎さんはそれでは終わらせません。
雪から出来た子馬だから、季節がめぐれば別れが来ます。
ゆきのこうまが去ったあと、ノロマは本当の怠惰男になってしまったようです。
ゆきのこうまの善意をノロマは受け止める事が出来なかったのです。
長崎さんの真意がここにあると思います。
子どもたちには、肝心なところを忘れずに読み取って欲しいと思いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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