美しい娘、プニィを嫁にしたい三人の男がいました。
一人は地主、一人は大金持ち、もう一人は何もないお百姓です。
プニィは三人に、一ヶ月の間に一番素晴らしい贈り物をした男と
結婚するといいます。
地主と大金持ちはお金をたくさん使い、
素晴らしいものを手にいれますが、
お百姓の青年だけは何もこれといったものを手にいれることが
できず・・・
りんごの木になっていたりんごをひとつもいで、
プニィへのプレゼントにします。
ところが、このりんごがプニィの命を救うことになり、
プニィは結婚相手に青年を選びます。
途中まではかぐや姫のような展開でしたが、
最後は貧しい青年と結ばれるという結末です。
日本の民話の場合、地主や大金持ちはいじわるなキャラなのですが、
このお話では、地主と大金持ちがプニィに、
青年のりんごが命を救ったことを告げます。
この正直さに感動しました。
この二人が真実を告げなければ、
プニィは青年を選んでなかったかもしれません。
絵からも朝鮮文化を少しうかがい知ることができ、
韓流ブームのこのご時勢、
歌やドラマばかりでなく、
絵本で子供と一緒に古きよき朝鮮文化を知るのも
またいいものだと感じました。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子4歳、女の子0歳)
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