沖縄が琉球だった時代。
ライト兄弟より100年も前に空を飛んだ人間がいた。
その話を基にして、少年の空にかける夢を描いています。
少年は何でも試してみた。
犬の足に鳥の羽をつけて飛ばしてみたり、猫のしっぽに花火をつけて飛ばしてみたり。
しまいには扇をもって自分でも飛んでみた。
全ては好奇心と探究と失敗から始まるものなのでしょう。
琉球王国では、飛び道具はご法度。
王朝を空から凧で見下ろすも言語道断。
そんな雰囲気の風土と、妖怪ギジムナーと、沖縄ならではの夢物語です。
最後には図面を引いて、周りの協力を得て空を飛ぶ道具を作ったアンリーは、本当にそれに飛んでいきました。
空へと飛びあがった光景で、余裕たっぷりのエンディングは、とても期待感を持たせてくれました。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子15歳)
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