ばけたくんはおばけのこ。くいしんぼうなおばけのこ。 ばけたくんが活躍するこのシリーズも、もう3作目。 「ばけばけばけばけ ばけたくん・・・」 このフレーズもすっかりお馴染みです。
今回もばけたくんはふわふわやってきて、夜のお祭り屋台でつまみぐい。 それはもう、気持ちのいいくらいの食べっぷり。 チョコバナナを食べて、かきごおりを食べて、今度はあつあつのたこ焼きを食べて。 だけど皆さんご存知の通り、ばけたくんは食べるだけじゃ終わらない。 食べると食べたものにばけちゃうんです。 冷たいかきごおりの後にたこ焼き、その後ずるずると焼きそばを食べて 「あにゃにゃにゃにゃ〜。」 いつものお約束、繰り返しのはずなのに、 ばけた姿は一切予測できないのがばけたくん。 だから、次にどんな姿を見せられるのか、ページをめくる度に毎回ドキドキしてしまうのです。 え、次は焼きとうもろこし?ちょっと嫌な予感がするよ・・・(笑)。
絵本界の中でも、おばけ界の中でも独自の路線をつらぬくばけたくん。 もう安定の面白さなのです! 子どもたちと一緒に思う存分大騒ぎしてください。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
大人気絵本『ばけばけばけばけ ばけたくん』の第3弾です!
おばけのばけたくんは、とってもくいしんぼう。 そして、食べたものに姿が変わってしまうクセが! 今日はお祭りにやってきました。チョコバナナ、かきごおり、たこやき……いろんな屋台で、 パクパクパクパク食べるばけたくん。そして美味しそうな姿に大変身。でも、夢中で食べてたら 「あっ、おばけ!」って、見つかっちゃった!いったい、どうなっちゃうの〜!?
★作者の岩田明子さんが直筆メッセージを描いてくださいました!
「ええっ、この絵本に、こんなにシリーズが?」
ばけたくんをまとめて借りたら、
図書館の受付の方がびっくり。
帰ってきて読んでみて、その意味がわかりました。
ばけたくんが食べたものに変身!
すごく単純な形式、どの絵本もぜんぶ一緒。
そっくりなのです(4作目はちょっと違う)。
2歳の娘は楽しげに全部床に並べて(表紙もよく似てます)
一冊読んだら次の一冊、ばけたくんをわんこそばみたいに持ってきます。
終わらないよ〜
でもでも、これが、楽しいんですよ。
デカデカ描かれたばけたくん、
その痛快で可愛い、化けっぷりに親子でニコニコ。
おみせの巻もあるけど、今作は・・・出店の巻ですって!
(正しい副題は「おまつりの巻」です)
食べものが特にユニークで、私も大好きな巻です。
チョコバナナでとげとげしたり、
たこ焼きでボコボコしたりした、
ばけたくんはちょっとコワ面白い。
かき氷で虹色マウンテン型になるばけたくんもステキです。
他の誰も出てこない、
ばけたくんのワンマンショー。
この一対一(読者)の関係も面白い。
人前だと消えなきゃいけない秘密のおばけ。
だけどこんなに愉快で楽しいばけたくん、
見てくれる人がいなきゃ、もったいないよね?!
いつだって食べているばけたくん、
子どもも大喜びです。
どこから読んでも楽しい絵本です。 (ととくろさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子2歳)
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