お母さんに会いたい! 広い大地を強く生き抜く子ラクダ物語。 モンゴルの遊牧民の間で、代々語り継がれてきた民話です。 新進気鋭の画家Sh.ガンボルドが描いたこの絵本は、2003年、モンゴルの絵本コンクールで最優秀賞を受賞しました。
字の読めない息子が、表紙のかわいいラクダの姿に魅かれたのでしょうか、図書館で選んだ1冊です。
この本は、モンゴルの民話です。子どものラクダが、離れ離れになったおかあさんラクダを探しにでかけます。そこには、たくさんの試練が待ち受けています。赤い海や赤い岩(広大で、大陸のスケールの広さを感じます。)などにであうと、そこにいる動物たちが、子どものラクダを助けて道をつくってくれるのです。母を求める子の気持ちを、どの動物も理解し、くんでくれるんですね。
ぺージをめくるたびに次はどうなるの?と話の展開が知りたくなるほど、絵がよい意味で強烈です。印象に残ります。絵と文字が一つになって強いパワーをもち、子どものラクダを応援したくなるような気持ちに読み手をさせているのでは。
息子のおかげ(?)で、よい本に出合えたと思います。
(けいご!さん 30代・ママ 女の子8歳、男の子4歳)
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>>> ユウchan「ひとりぼっちの白い子ラクダ」
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