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何百万羽もいた鳥島のあほうどり。心ない人に殺され、絶滅したと思われていましたが、島のかたすみでひっそり生きていました。たったひとつしかうまない卵を、親がこうたいで、雨の日も風の日もあたため、ひなをかえしていたのです。
東京からはるか南にある鳥島に住む、
特別天然記念物のあほうどり。
かつては何百万羽もいたとされるけれど、
羽毛布団の材料にする為に乱獲され、
その後島の火山も噴火し、
絶滅したのではないかと言われていました。
そんな悲しい歴史の紹介と、
あほうどりが卵を産んで、成長し、巣立つまでを
丁寧に描いています。
何故雛鳥が親鳥よりも重くなるのかの理由を知った時は、
厳しい自然で生き抜く鳥の凄さ、偉大さを感じました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
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