ぼくのお父さんは電車の運転士。 小学生の男の子にしてみたらこんなかっこいい事ってない! 運転士さんと同じ時計なんて持っていたら自慢したくなっちゃいますよね。 でもぼくはお父さんと約束しているんです。 「友達に見せびらかさないこと。」 運転士だからって自慢するようなことじゃないって、お父さんは言うのです。
日曜日、ぼくはお父さんの運転する電車に乗ってみます。 お客さんの安全を第一に仕事をするその姿、僕の目から見てもやっぱりかっこいい。 お父さんは運転士以外にも、たくさんの人達が電車が安全に運行できるように働いている事を話してくれて・・・。
子ども達の目を通して、様々な仕事をするお父さんの姿を見せてくれるこのシリーズ。 憧れや珍しさだけでなく、毎日の生活の様子も含めてきちんと丁寧にその職業について描かれているのがとても好印象。 自分のお父さんと違う職業が描かれていたとしても、シリーズを通して子どもたちに読んでもらいたくなる内容です。 例え忙しくて親子で遊ぶ時間がなかなか取れなかったとしても、 こうして子どもたちはお父さんたちの仕事に対する姿勢や考え方を通して、 大切なものを学んでいってくれるはずですよね。 お母さんのお仕事も早く見てみたいな。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ぼくのお父さんは、電車の運転士。ある日ぼくは、お父さんが運転する電車に乗ってみた……。 子どもの目を通して、運転士の仕事を紹介していきます。乗客の安全を第一に、時間に正確に。 運転士の仕事への思いも伝えます。 運転席から見る景色や、陸橋を渡るシーンなど、見どころもいっぱいです。
電車好きの4才の息子が、表紙の絵を見てすぐに「読みたい」と言いました。
絵本から、電車の運転士をしているお父さんのことを、息子が尊敬していて大好きということがひしひしと伝わってきて、とてもうらやましく思いました。
お父さんは、運転士専用の時計をお友達にみせびらかしてはいけないとか、お父さんが運転士だということを自慢してはいけないと息子に話しますが、ちょっとくらいいいんじゃないかしら?と思ってしまいました。
それにしても、自分の働く姿を子どもに見せることができるというのは、幸せなことですね。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子7歳、男の子4歳)
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