2歳10か月の乗物好きな息子に図書館で借りました。
電車の運転士のお父さんの働きぶり、かっこよさが伝わってくる絵本。
最近、電車の運転席を必ずのぞきたがる息子は楽しかったようです。
そして、電車の整備をする人、車掌さんなどの仕事風景も描かれていておもしろいです。
…が、ちょっと私にはあまりにも日本的で。
最初の導入部分から、お誕生日にゲームを我慢して主人公の男の子がもらった運転士の時計を友達に見せちゃいけない、とか、お父さんが運転士であることを友達に言ってはいけない、とか、あまりにも子どもに制約をさせすぎていないかな。
まあ、運転士が花形なので、ほかの電車にまつわる仕事も大切だということを伝えたいのだろうけれど、
絵本の中の運転士さんが控えめなのはいいけれど、子どもに「控えめが美徳」というのを押し付けられているような気がして、私はモヤったのでした。