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小学校卒業まで、あと少し。わたしたち、大人になれるのかな? もうそろそろ卒業シーズン。これからの新しい生活を期待してわくわくしたり、友達と別れるのがさびしかったり……。この物語は、中学に入る前に「変わりたい」と願い、一歩ふみだそうとする、小学6年生の女の子ふたりの物語です。作者の赤羽じゅんこさんから、読者のみなさんへのメッセージです。
小学校6年生の二人の女の子、ハミとサヤはずっと仲良しだったのに、サヤが学校を長期欠席するようになってから、少しずつ気持ちにずれが生じてきます
クラスの友人たちとの関係、憧れの人、家庭環境、担任の先生の言動や態度に一喜一憂してしまうお年頃を細かく表現しています
大人である自分でも思い当たることがあるかもしれません
「今の私だったら、もっと上手に言ってあげられるのに・・」
作中に出てくる「千の惑星(ほし)と千の島」は作者の娘さんの作だそうです
繊細な心を持つ子どもたちへ、大きな希望を感じて一歩前に進みだせるお話です
小学校高学年から、女の子のママにもぜひ読んでいただきたいです (風の秋桜さん 40代・その他の方 )
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