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ドアにしっぽをはさんでけがをしたハリーは、病院にいくことに。最初はいやがりますが・・・。こねこがけがをして、病院にいったときの出来事をほのぼのと楽しく描きます。
3歳の娘が図書館から借りてきました。
子猫のハリーが、ドアでしっぽをはさんで
ケガをしてしまいます。
不安を抱えながら病院へ。
でも勇気を出して診察を受けたこと、
やさしいお医者さんに治療してもらえたことが
ハリーを一回り大きく成長させます。
この絵本はとっても不思議です。
何が不思議か最初はよくわからなかったのですが、
まず、ネコや犬の動物たちが二足歩行。
ハリーとハリーのママが病院にいく姿は、
人間の親子と全く同じ。
二足歩行でしゃべる動物たちと、
人間たちとの共存が自然に描かれています。
もうひとつは、色があまりない。
表紙のオレンジの色と、あとは全部、白黒。
白黒の中にところどころ映えるオレンジが、
印象深くてキレイです。
いろんな色を使わなくても、十分伝わってくる、
場面、場面のあたたかさ。
一冊の絵本に、必ずしも色はたくさん必要ないことを
改めて感じました。
娘はとっても気に入って、何度も何度も読んでいます。
3歳児にも、色のないよさが、分かるのですね。
私にも新しい発見をくれた一冊でした。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)
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