「ムーフって何?」 ・・・それは世界一おいしいたべものです。 だけど、どんなふうにおいしいか、絵本を読んでもわかりません(笑)。 なぜならお話はほとんど、ぶたまんじゅう(もと世界一の料理人)とムーフ&ムーフィとその子どもたちのバトル(!?)だからです。 マシュマロみたいにやわらかいのか、かじるととろけそうなのか、意外にかたいのか・・・わかりませんが、とにかく言えるのは何だかわからないムーフとその子どもたちが可愛い!って こと。 ムーフィーが「ウーンウーン」とがんばってうんだたまご、99個が並ぶ絵は壮観です。 作家ののぶみさんは、Eテレ「みいつけた!」の中のイラストレーションを描いているひと。 そういえば、もしかしてあの・・・?と可愛らしい絵を思い出す方もいるのではないでしょうか。 絵には遊び心がこれでもか!と詰めこまれていて、ぱらぱらとめくってみるだけでも飽きないこと請け合いです。 文章ももちろん・・・読み聞かせをした子どもには大ウケ!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
なぞの生き物「ムーフ」に99匹の赤ちゃんが生まれた。それを狙う天才料理家ぶたまんじゅう。 果たして、ムーフたちはぶたまんじゅうから逃げられるのか? ハラハラドキドキの展開だが、ムーフが父親になっていくという家庭を描いた家族愛の物語である。
意外な展開でした!
部屋中に転がる、カラフルな99個のたまごには、何故か数字がふってあります。この仕掛けにまんまとかかった娘は、順に数字を追い始めました。この数字には、ちょっとしたイタズラも隠されてます。なかなか楽しいです。
そっか、ほのぼの大家族のお話なんだなって思ったら、ムーフを狙う悪いヤツが登場して、ハラハラ・ドキドキの展開に!
あかちゃんならではの笑いも織り交ぜながら、一気に駆け抜けるような感じでした。
「うまれてきてくれてありがとう」ムーフ達が始めてあかちゃん達にかける言葉です。
ちゃんと言葉にするのって、やっぱりいいですよね。
巻末には、「ちょっとおおきくなったあかちゃんたち。すきなこ3びきえらぶとしたらどれ?」のコーナーが!どのこも個性的!
娘と「このこがいいかな?あ、やっぱ、このこ!」と、いっぱい楽しめました!
家族愛とアソビゴコロがいっぱいの楽しい一冊です♪ (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子6歳)
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