春・夏・秋・冬のそれぞれの季節をよんだ短歌と俳句を紹介するシリーズ。本巻は夏。同じ季節に、同じ植物や生き物、自然をよんだ短歌と俳句を鑑賞することで、より作品への理解を深められる。
子どもたちの多くはただお話を聞くだけよりも、
一緒に声を出したりできる参加型の作品の方が、反応が大きく楽しんでくれてる感がリアルに伝わってくることが多いです。
この本の中で取り上げてくれている持統天皇や山上憶良などの短歌や俳句から、明治時代の歌人・俳人のうたも載っていました。
こういう作品の場合、創作絵本のように隅から隅まで読むには少々長すぎるので、
この本の中からいくつか選んで復唱してもらうのが一番妥当な紹介の仕方かもしれません。
この本の中で紹介されている作品の中で、一番気に入ったのは
「朝顔に釣瓶とられて もらひ(い)水 加賀千代」
です。
朝起きて井戸水をくもうとしたら釣瓶に朝顔が絡みついたので、思わず隣の家までもらい水に行くことにした」という意味だそうです。
なんだかほっこりする歌で、素敵ですよね〜。
小学校の高学年くらいから、中学生・高校生の皆さんに紹介してみてはいかがでしょうか? (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子13歳)
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