悲惨な運命と不屈に闘う男の感動のドラマ 「これはおどろいた。前科者を泊めてくださるとは!」偉大な司教の愛が、ジャン=バルジャンを救った。 冒険、正義、愛情、涙と笑い――世界の名作にドキドキ、ワクワク
この物語(原題「レ=ミゼラブル」)は、19世紀前半のフランスが舞台の作品です。作者ビクトル=ユーゴーは、フランス革命以来の伝統である自由主義を踏みにじろうとするルイ=ナポレオンに反対して、19年間も国外に追放されていましたが、この間に数多くの作品を発表しました。5年の年月をかけて1862年に完成した、この作品もその1つです。発表以来、この物語は広く世界じゅうの人々に深い感動を与えてきました。それは、作者の創造した2人の中心人物――ジャン=バルジャンとミリエル司教の愛と正義、それらを実現するための勇気ある行動を通して、私たちに人間の理想を示しているからです。
世界中で少年少女に愛されている文学作品は、21世紀の日本の子どもたちに、国際人として欠かせない教養をもたらします。楽しく読みながら世界各国の歴史や文化も学べる、興奮と感動の「世界文学全集」の決定版です。
名作本を選ぶ際、原文の流れが崩されていないこと、翻訳文が自然である(子どもが難なく読解できるレベル)ことを基準に考えて選んでいます。こちらはそれを満たしてくれるだけでなく、レイアウトや、注釈の位置、解説、図版も見やすく、子どもが一人読みしやすいのでオススメです。国語力もつきそうです。今は親子で一緒に読んでいます。一人読みなら小学校低学年ぐらいから、長い期間読めると思います。 (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子6歳、女の子2歳)
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