ドックンドックン…感じるのは心臓。 心臓から血管、そして血液。 いっぱい空気を吸ってふくらむのが肺。吸ったりはいたりするのが呼吸。 水を飲むと出るのはおしっこ。おしっこを作っているのは…腎臓! さらに、食事をすれば食べ物を通るところが胃、小腸、それから…。
この絵本は大事な心臓から始まって、血管も内臓も骨も細胞も、からだ全部のことに触れています。 絵本一冊に全身のことを描いちゃうなんて子どもにはむずかしい? いえいえ、それがこの絵本のポイントなんです。
「心臓は止まると死んじゃう」「ドキドキする」 「栄養ってごはんのことだよね」 「妹にはちんちんないよ」 「どうしてあくびが出るの?」 「つめはどうして伸びるの?」
これは、聖路加看護大学の「自分のからだを知ろう」プロジェクトの中で、からだの話をしていると飛び出す子どもたちの言葉のほんの一部。思っている以上にからだのことを知っているし、本当のことを知りたがっているのがわかります。
毎日ご飯を食べたり、遊んだり、考えたり、トイレにいったり。 「からだっていうのは、全部つながっているもの」 忘れがちだけど当たり前のことを子どもたちに意識してもらいたい。 「知れば知るほど、からだってすごい!」 知りたがりの時期の子どもたちに感じてほしい。
小児医療や子育ての専門家たちと、絵本作家ナムーラミチヨさんとの対話から生まれた、貴重な全身絵本が完成しました。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
子どもには、からだの旅 おとなには、からだの科学 はじめての全身絵本!
<ポイント!> ●からだの全部に触れられる絵本です。 ●本当のことを知りたがる5才、6才を中心に幅広い年代の子どもたちの興味・関心を引き出します。 ●日々子どもと接する専門家たち(小児医療、助産、看護、保育、養護など)と、ナムーラミチヨとの対話から生まれた一冊です。
読んでいると、「ドックン ドックン ドックン ドックン・・・・・・・」凄く意識してしまって私の心臓も高波を打っているようです。心臓からの血管の通りを確認したり出来て凄くわかりやすく描かれていると思いました。体に無理をかけてはいけないと思いました。幾つになっても体の仕組みを理解できるように描かれていて役に立ちました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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