夏休みを前にした、1学期の終業式の日、 東京下町にある中学校の、一年ニ組の男子生徒全員が、姿を消した。 いったいどこへ・・・? FMラジオから聞こえてきたのは、消えた生徒たちが流す“解放区放送”。 彼らは河川敷の廃工場に立てこもり、ここを解放区として、 大人たちへの“叛乱”を起こしたのだ。 PTAはもちろん、テレビや警察、市長選挙汚職事件までも巻き込んだ、 七日間に及ぶおとなたちとの大戦争。 中高生たちの熱い支持を受けつづける大ベストセラー!
小6の息子が読みました。
母の私も読んだので、親子2代で読んだ本です。
おもしろかったらしく、
シリーズを読み進めています。
1985年に出版されて以来、出版社が変わりつつ45巻もあるのですね。ビックリしました。
主人公は、東京の下町の中学1年生、菊地英治。
1学期の終業式の日。
栄治ら1年2年の男子生徒が突如行方不明となります。
英治たちは、荒川河川敷の廃工場に立てこもって、
学生運動をまねた「解放区」として、
過度な体罰や校則で生徒を縛り付ける教師や親に対し、
徹底抗戦を行うのです。
突入してきた教師に様々な仕掛けて対抗するシーンは爽快です。
1985年といえば、
まだバブル期です。
当時は体罰をする先生もいて、
学校は荒れていました。
今は体罰をする教師はほぼいませんが、
ちゃんと感情移入して読んだようです。
大人に対してここまで反抗心を持ったこと、
私もあったなーと思い出しました。
中高生の頃、尾崎豊が好きだったんですが、
そういう感覚を忘れないで子育てしていきたいものだなと思いました。
「ぼくら」シリーズも、
ドラえもんやサザエさんやちびまる子ちゃんのように、
時代を超えて読み継がれる本になったのですね。
ちょっと感慨深いです。 (Tamiさん 50代・ママ 男の子11歳)
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