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翻訳者 柴田元幸さんにインタビューしました!
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はてしなく編まれるマフラーや、だらしなく供されたプディングを絶妙の副詞で捉えたアルファベット・ブック。副詞にかつてない最大級の栄光を与えたゴーリーらしい言語感覚が光る大傑作。
アルファベット・ブックを得意としているゴーリーにとって、これは5番目の作品なのですが、
他の作品では、名詞をABC順に使っているのに対し、この作品ではなんと
副詞を使っているのが特徴なんです。
「あてどなく」「きもそぞろに」「ねちねちと」などといった、副詞が主役の文が、
独特の絵とともに出てきて、それがまたなんのこっちゃわからない、意味不明の
状況だったりするので、思わず「プッ」と吹き出してしまうのです。
日常生活ではあまり使わないような副詞や、個人的に聞いたことの無い
副詞も出てきたので、そういう副詞を使った文を読むことがなんだか凄く
新鮮に感じられ、ゴーリーらしい言語感覚を垣間見た気がしました。
ちなみに、本のタイトル「華々しき鼻血」は、本の内容とは全く関係が無いようです(笑)
是非、副詞に注目して読んでみて下さい。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子11歳)
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