第50回講談社児童文学新人賞受賞のデビュー作 もう、ぞくぞくするくらい中学生なわけ。話すことも、話す言葉も、話し方も、考え方も、行動も……ぜんぶ!
それぞれの理由で修学旅行に参加出来なかった居残り組。
修学旅行も授業だから、不参加組にも授業メニューがあるのですね。
最初はバラバラだった七人が、知らず一つになって、物語中のミステリーである「血染めの机」を巡って共犯者になっていく展開がみごとです。
テレビ俳優になった学友が、自分の出演作品を素になって見るってどんな感じでしょうね。
物語全体が、映像的イメージで、そのままドラマになってしまいそうです。
ラストの「私たちの修学旅行だったことを、証明していた」という決めは素晴らしいです。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|