僕とあいつだけの、秘密の場所がある
僕にザリガニの味を教えたのは、6年生の春に転校してきたこうすけだった。クラスの誰ともしゃべらないこうすけと僕の間には、2人だけの秘密があった。ひと夏を共に過ごし、成長する少年たちの姿をみずみずしく描く表題作ほか2編を収録。坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞をダブル受賞したデビュー作。
「泣けない魚たち」とういタイトルもいいですね。
そして、二人の少年の関係がとても素敵だなぁと思いました。
友達関係って、現実的には日常的にずっと永遠に一緒ということはないんですよね。
いつしかそれぞれの道を歩み始める。
でも、心にある思い出はいつになっても糧となったりするんです。
きっと彼らも。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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