奇想天外で豪快、でも愉快な巨人の国の話
大きい族(巨人)なのに体がとっても小さくて落ちこぼれの少年マンクルが、知恵と機転で大活躍し、家族や小さい族(人間)の少女のピンチを救う愉快な物語。 いつもクラスメイトにばかにされているマンクルは、あることがきっかけで、大きい族の敵である「小さい族」のことをだれよりもよく知ってしまったり、ドラゴンに乗って空を飛ぶという、これまでだれも経験したことのないことをしてしまったり・・・。マンクル少年の“人と違うこと”が個性となって、それを生かして大活躍する痛快な作品です。 あちらこちらにちりばめられた、大きい族ならではのユーモラスな価値観も物語のおもしろさを倍増させます。 本作品は、イギリスのTimes社とChicken House社が主宰する子供向けフィクションの公募コンテスト優勝作品が単行本化されたもの。著者は60歳代の女性で、本作で作家としてデビュー。世界20ヶ国を超える地域で翻訳されており、ドイツをはじめ、海外でも大人気。
|