「こうもり ふくきて きどって とんで」 「うまも ふくきて きどって ぱかぱか」 洋服を着て飛ぶこうもりに、燕尾服のウマ。 おしゃれして夜道をどこかへ向かっています。いそいそと、なんだかうれしそう。 動物たちはどんどん現れます。ふくろう、わに、もぐらにカバ・・・、いろんな動物が、ステッキを持ったり、スーツを着たり。めかしこんでいったいどこへ行くんでしょう。
どーんと目に飛び込んでくる存在感たっぷりの動物たちと、読んでいると不思議な心地よさに包まれる言葉のリズム。ページをめくるたび、彼らと一緒に気持ちが高鳴っていきます。 さあ、星空の下、次々山を登っていって、ついたところは・・・?
「やまもり いっぱい たべほうだい」 「うれしいな おいしいな たのしいな」
とっても素敵な光景が待っていますよ。読み終わったら、にっこり満たされる絵本です。 夜が明けて山を降りる動物たちの大きな大きなお腹。それを眺めるのも、ああ幸せ!
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
ねずみ、ふくきて、きどってあるく。こうもり、ふくきて、きどってとんで。うまも、ふくきて、きどってぱかぱか……。年に一度のばんさんかい! ふくろう、わに、かば、ぞう、やまねこ、もぐら、うさぎ、きつねなどの動物が、おしゃれをして次々に山へと登っていきます。山の上では、ごちそうがのった大きなテーブルがまっています。くりかえしでリズムある言葉は、読み聞かせにもぴったり。うれしくて、おいしくて、たのしい絵本!
このお話は、動物たちがいろいろおしゃれをして山の晩さん会を楽しむお話でした。うちの子は動物が服を着飾っているのがなんか面白かったみたいで、「カバの服ぴちぴち〜!」とかファッションについて辛口なのが笑えました(笑) (イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子6歳)
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