毎月読みたい、季節にぴったりの童話たち──シリーズ「おはなし12か月」
現代を代表する一流童話作家の書きおろし。 物語の楽しさを味わいながら、日本の豊かな季節感にふれることができます。 上質なイラストもたっぷり。低学年から、ひとりで読めます。 巻末の「まめちしき」で、行事の背景についての知識が高まります。
どんぐりには、ひみつがあるんだよ。それはね……。
小学生のふうちゃんとあきちゃんは大のなかよし。なにをするのも、いつもいっしょでした。ところが、あきちゃんがひっこしをすることになって、ふうちゃんはかなしい気持ちでいっぱいです。 そんなとき、大きな屋敷にすむおじいさんといっしょに、ふたりはどんぐりひろいをすることになります。おじいちゃんからもらったどんぐりからはふしぎな音がします。 その音とともに、ふうちゃんとあきちゃんの思い出がよみがえってきて……。
野間児童文芸賞受賞作家の市川宣子さんがおくる、読むと、こころがじんわりあたたかくなる秋のおはなしです。挿絵は、絵本「まいごのどんぐり」で大人気の松成真理子さんです。
どんぐりを介して起こる不思議な出来事、タイムスリップを扱ったお話でした。良いお話だとは思いましたが、ストーリーのテンポがゆっくりというか…。我が家の娘と私はいまいちはまりませんでした。そのため、評価を少し低くさせていただきました。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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