ぼくらはふたごだけど1人しかいないことになってる。だから学校へ行くのは1人でいいんだ
算数とスポーツが得意なジェイと、ギターを弾いたり女の子と話したりするのが得意なレイ。2人はとっても人気ものだけれど、本人たちは、いつもどちらかと間違われることにうんざり気味。そんなジェイとレイに、「ふたごでない、普通の人」になれる、思ってもみないチャンスがやって来た!
ジェイとレイは、見た目がそっくりのふたごの兄弟です。2人はとても仲よしですが、いつもどちらかと間違われることや、ふたごの片方、としてしか見られないことがイヤで、おそろいの服装も2年生になってすぐにやめました。そんな2人の家族が引っ越しをして、6年生の新学期から2人は転校をします。そして、その1日目、レイが熱を出してしまい、ジェイはだれも知らない小学校に1人だけで登校することに。……これは使えそうです。けっこう。きっと。
ジェイとレイは双子の兄弟。学校のミスで本来なら存在するはずのレイが存在しないことに(転校生のため、みんなはふたごだということを知らない)。そのミスに気付いたふたごはそれを利用し、一日交替でジェイとして学校通う計画を立てます。
ふたごの片割れという扱いがいやで自分だけの自分になりたかった彼らですが…うそをついての生活はやっぱり違いますよね。
自分とそっくりなふたごがいたら…楽しいこともあればやっぱり比べられるのがいや!っていうこともあるでしょうね。入れ替わってみたりとか一度はしてみたくなるかも。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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