「ひげなしねこ」って不思議なタイトル。どういうお話? と、思われた方のために、ご本人に自己紹介をしていただきましょう!
「おいら、ひげなし猫。うまれたときからひげはないけど、しっぽは長ーい。みんなはおいらのことを『きもちわるい』って言うけど、おいらはへいきだ。きっとみんなは、おいらのしっぽがうらやましいんでい!」
ほら、もっとひげなし猫のことが知りたくなってきたでしょう? わわっと圧倒されるくらい威勢のいい語り口を持ち、どんなときも超ポジティブ・シンキングでマイペース。でも、ちゃんと一本筋が通っているところがカッコイイ! そんなひげなし猫の生き方に、ぐっと心をつかまれます。本人ご自慢の長いしっぽの有効活用法あれこれは、あまりにお茶目で、思わず笑ってしまいます。
仲間のピンチを助けるべく、「どこじゃー!」とダッシュするひげなし猫。さあ、ここからは見逃せません! ページをつきやぶりそうな勢いで大活躍するひげなし猫のパワフルさ、ぜひ絵本で見てみてください。痛快、爽快、そして大笑い! 元気が出ることまちがいなしです。
(光森優子 編集者・ライター)
猫にとって大事なひげを、生まれつきもってない、ひげなしねこ。それを理由に「気持ち悪い」と嫌われても、そんなの”おいら”は気にしません。それどころか、短所と思われていた長いしっぽを使い、自分をいじめていた友だちの危機を救います!ピンチにもハンデにも屈しない、ニューヒーロー・ひげなしねこの物語です。
ひげなしねこは、仲間からは、気持ちが悪いと噂されています。ひげがなくてしっぽが長い化け物だと言われています。でも本人はひげなしを気にしてなくて、長いしっぽも便利で役にたつからと気に入っているところがいいなあと思いました。意地悪されても、仲間がピンチのときには助けにいくし、男らしいなあと思いました。一番よかったのが、にょろりんにしきと友達になって”ひげなしねこ アンド にょろりんにしき”と呼ばれるほど仲良しになれたのがよかったなあと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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