晴れた日は/うそだうそだうそなんだ/ぼうしのかぶりかた/夏は歌え/道/日本語のおけいこ/他27編。
メロディが乗りやすいようにか、谷川さんの性格なのか、童謡のために作られた詩は、言葉に重量感がありません。
複雑な色合いもありません。
原色の乾いた言葉がコラージュのように詩の世界を創造しています。
それでいて、インパクトのある世界。
不思議な詩人だと思います。
詩にはリズムがあります。
テンポで築かれた世界は、「さあどんと来い」とでも言っているような勢いがあります。
いろいろ語りながら、谷川さんの詩は好きです。
いくつかの詩の譜面も載っていました。
メロディであったり、写真であったり、絵であったり、いろいろなものと融合しながら、とっても存在感のある詩人だと思います。
(ヒラP21さん 50代・パパ )
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